スマホのバッテリー膨張 気を付けてください!
こんにちは。スマホリペアサービスの管理人です。
最近、バッテリーの膨張が原因で故障・修理の事例が増加しています。
お客様の中には、スマホケースに入れていたので気づかず、いつこうなったのか分からないという方もいらっしゃいます。フロントパネルがはがれてきて気づいたという方は、早めの対応ができたうえに、液晶にも無理がかからず、ラッキーだと思うこともしばしばあります。偶には、スマホケースを外してチェックしてみることは、この時期、スマホユーザーとして必要なことかもしれませんね。
さて、ちょっと難しい話になりますが、スマホのバッテリーが何故こんなことになるのかを調べてみましたので、興味ある方は少し読み進めてください。
スマホのバッテリーは、そのほとんどがリチウムイオンと呼ばれる高性能な電池が採用されています。充電を何度もできるうえに一度にたくさんの電気を貯めることができるので、モバイル機器を使う上でとても便利なバッテリーだと言えますね。また、その名のとおり「リチウムイオン」が電解液のなかで正極や負極に移動することで充電や放電がされる仕組みとなっています。
リチウムイオンバッテリーが膨らむ原因としては、大きく5つが挙げられます。
1 充放電によるガスの発生・・・これは通常の使用でも発生し、徐々に劣化するため。
2 過充電・・・リチウム金属が結晶化し、電極の表面に針状の構造物を形成してショート・膨張するため。
3 過放電・・・電極の構造が変化し、性能低下するため。
4 物理的ダメージ・・・落下や衝撃を受けて内部が損傷してリチウムイオンが異常反応を起こすため。
5 高温環境・・・高温の環境下で充放電を繰り返すことで劣化が著しく進むため。
これらの原因をもたらす環境や使用をつづけることが、恐らくバッテリー膨張の誘因となると考えられます。
ですので、通常の使用は致し方ないことですが、落下や車のダッシュボード、炎天下での使用、電源ケーブルをつなげたままの使用などは避けたいところです。
とはいっても、私なりに解釈すれば、通常の使用で劣化が進めば電源ケーブルをつなげて使用しなければならない状況は多々あるかと思いますので、できるだけ誘因のならないような配慮をしながら、便利にモバイル機器を使用して、さすがに厳しくなった時にバッテリー交換をされるのが、精神衛生上もっとも賢い使い方のような気がします。
当店スマホリペアサービス長野若里店では、データを消さずにバッテリー交換ができます。メーカーやキャリア、正規店での修理ではデータを消さなければ受け付けてくれないことがほとんどです。LINEなど大切なデータを保存せずにリセットするなんて考えられないという方はぜひ、当店に御相談ください。そうしたお悩みから、どういうバッテリー交換をするのがベストなのかを見つけながら最善策を選んでいただけます。
この夏は暑いという予報ですので、皆様の大切なスマホをしっかりとお守りいただければと願っております。